マスク着用時でも反応できるようになったFace ID
コロナ禍が明けた今でも毎日マスクをつけるという人も多く、マスクをつけていると「iPhoneのFace IDが反応しなくて困った」という方も多いのではないでしょうか?
でも実は、Appleは2023年3月15日に、iOS 15.4以降のバージョンでFace IDの機能を進化させて、マスク着用時でも顔を認識できるようにしました。
今回の記事では、マスク着用時でも反応させるためのFace IDの設定方法や反応しない原因と対処方法、注意点について解説します。マスク着用時のFace IDが使えないモデルのiPhoneの買取に関する情報にも触れているので、ぜひ最後までご覧ください。
マスク着用時でもFace IDを利用するための3ステップ
マスク着用時でもFace IDを利用するためには、以下の3ステップの手順で設定する必要があります。
- ステップ1:Face IDとパスコードを選択
- ステップ2:マスク着用時Face IDの設定
- ステップ3:マスク着用時の顔をスキャン
各ステップについて、詳しく解説します。
ステップ1:Face IDとパスコードを選択
まずは「設定」アプリを開いて「Face IDとパスコード」を選択し、画面の指示に従ってiPhoneのパスコードを入力してください。
パスコードを入力した後、Face IDの機能一覧が表示されます。
ステップ2:マスク着用時Face IDの設定
Face IDの機能一覧が表示されたら、「マスク着用時にFace IDを使用」の設定をオンにしましょう。
「マスク着用時にFace IDを使用」の設定をオンにした後、マスク着用時にFace IDを使用するためのスキャンプロセスを完了させることによって、マスク着用時でもFace IDが使えるようになります。
ステップ3:マスク着用時の顔をスキャン
マスク対応のFace IDを利用するには、設定画面の指示に従って、マスク着用時の顔をスキャンするプロセスを完了させなくてはいけません。
顔のスキャンが完了すると、Face IDはマスク着用時でも目元の特徴を基に認証できるようになります。
マスク着用時にFace IDが反応しない3つの原因
マスク着用時にFace IDが反応しない原因として、以下の3つが挙げられます。
- 原因1:Face IDの設定が不十分
- 原因2:iOSバージョンが古い
- 原因3:TrueDepthカメラの異常
3つの原因について、詳しく解説します。
原因1:Face IDの設定が不十分
マスク着用時にFace IDが反応しない原因は、設定が不十分であることが多いです。
「マスク着用時にFace IDを使用」の設定がオフになっていたり、マスク着用時の顔を正確に登録できていなかったりする場合、Face IDの認識に失敗することがあります。
原因2:iOSバージョンが古い
マスク着用時でもFace IDが反応する機能はiOS 15.4以降で追加されたため、古いバージョンのiOSでは使用できません。
iOSのバージョンが古い場合、Face IDの認証精度が失敗しやすかったり、マスクや帽子、メガネなどを外さないとFace IDが認証されないことがあります。
原因3:TrueDepthカメラの不具合
マスク着用時にFace IDが反応しない場合、TrueDepthカメラに汚れやホコリが付着していたり、カメラ自体が故障していたりすることが原因である可能性が考えられます。
TrueDepthカメラは、顔の特徴を高精度で認識するための3Dデータを取得する役割を果たしています。TrueDepthカメラに不具合がある場合、Face IDが正常に動作できなくなってしまうことが多いです。
マスク着用時にFace IDが反応しない場合の5つの対処方法
マスク着用時にFace IDが反応しない場合、以下の5つの対処方法を試してみてください。
- 対処方法1:iOSのアップデート
- 対処方法2:本体の再起動
- 対処方法3:画面ロックを解除
- 対処方法4:帽子やメガネを外す
- 対処方法5:Face IDのリセット
各対処方法について、詳しく解説します。
対処方法1:iOSのアップデート
Face IDがマスク着用時に反応しない場合、iOSを最新バージョンへアップデートさせましょう。
「設定」アプリの「一般」から「ソフトウェア・アップデート」に進み、「ダウンロードとインストール」を選択するだけで簡単にiOSを最新バージョンへアップデートできます。
対処方法2:本体の再起動
iPhone本体の再起動でキャッシュや一時的なエラーがクリアされるため、マスク着用時でもFace IDの認証が成功できるようになることが多いです。
サイドボタンと音量ボタンのどちらかを同時に長押しした後、「スライドで電源オフ」という画面が表示されたら、スライダーを動かして電源をオフにします。切電後にサイドボタンを再び長押しして電源をオンにすることによって、iPhone本体の再起動が完了します。
対処方法3:画面ロックを解除
Face IDの不具合は、画面ロックを解除してみると解決できることが多いです。
iPhoneは再起動後や長期間使用していない場合、最初のロック解除時にパスコードを求める仕様になっています。再起動後や長期間使用していない時のiPhoneの仕様が原因で、Face IDが一時的に無効化されることがあります。
対処方法4:帽子やメガネを外す
濃い色のサングラスや帽子、目を覆うようなアクセサリーを着けている場合、Face IDの認識に失敗してしまうことが多いです。
Face IDの認証時だけでも帽子や濃い色のサングラスを外すと、スムーズに認証される可能性が高まります。
対処方法5:Face IDのリセット
対処方法1から4の方法を試しても解決できない場合、Face IDの設定をリセットすることを検討してください。
「設定」から「Face IDとパスコード」を選択し、「Face IDをリセット」に進むことで現在の顔認証データを削除できます。顔認証データの削除後に再度顔を登録することで、認識精度が改善される可能性があります。
Face IDをマスク着用時でも反応させるための注意点
Face IDをマスク着用時でも反応させるためには、正確な設定や環境条件でマスク着用時の顔をスキャンしたり、TrueDepthカメラを清潔に保ち続けたりすることが大切です。
マスクを鼻の下までずらしてスキャンすることで、マスク着用時と素顔の両方で登録できます。マスク着用時の認識精度が向上するため、おすすめの登録方法です。
Face IDの認証に欠かせないTrueDepthカメラは、ホコリや指紋、汚れが付着すると認識精度が低下することがあります。
暗い場所や強い逆光ではTrueDepthカメラが顔を正確に認証できないことが多いため、 環境条件を整えてからFace IDを利用しましょう。
マスク着用時のFace IDが使えないモデルのiPhoneを買取に出すならナオセル買取へ
iPhone12よりも古いモデルを使用しているユーザーは、マスク着用時のFace IDの使用ができないため、Face IDが使えない古いモデルのiPhoneでも適正な価格で買取に応じてくれる「ナオセル買取」のような買取専門業者で、買取に出してみることをおすすめします。
まずはナオセル買取の公式サイトにアクセスして、オンライン査定を試してみましょう。ナオセル買取ではiPhoneの販売は行っていませんが、簡単な手続きで買取額を確認できて、納得のいく価格で売却できます。
iPhone12以前のような古いモデルのiPhoneはナオセル買取で買取に出して、マスク着用時でもFace IDが使用できるモデルのiPhoneの購入費用に充ててみてはいかがでしょうか。